東日本における絶叫マシンの聖地、富士急ハイランド。ギネス級の絶叫マシンや日本初・世界初のアトラクションが多數稼働しています。
2021年7月には、「キング・オブ・コースター FUJIYAMA」のコース上とほぼ同位置の高さから、富士山を始めとした絶景を楽しめる「FUJIYAMAタワー」がオープン。
また、2023年夏オープンに向けて、新しいジェットコースターの建設も行われています。
そんな富士急ハイランドは、現在「入園無料」(入園時には窓口で無料入園券を受け取り、入場ゲートで顔認証登録を行う必要があります)である一方、アトラクションの利用料金が他の遊園地と比べてかなり高めの設定になっています。例えば人気の4大ジェットコースターでは1乗車2,000円必要なので、4回乗ったら8,000円になってしまいます。
幸いにも富士急ハイランドには、「アトラクション1日フリーパス」(当日大人6,300円)がありますので、こちらを購入すれば1日乗り放題で富士急ハイランドのアトラクションが乗り放題です(「戦慄迷宮」「幻影劇場」など一部別料金アトラクションあり。その場合もフリーパス所有の場合は割引で利用できます)。
そんなお得なフリーパスですが、更にもっとお得になる方法がいくつかあります。
【目次】
レベル1:前売券を購入しよう
レベル2:交通費セット券を購入しよう
レベル3:家族全員分まとめて実質2,000円で購入しよう
レベルS:チケットショップを活用しよう
レベルSS:実質無料も、うまく行けば小銭稼ぎもできちゃう方法に挑戦しよう
富士急ハイランドではオンラインで前売券を販売しています。ただし、前売券の購入には、「CLUBフジQ」会員登録が必要です。
前売券で購入すると、窓口で購入するよりいつでも100円引きで購入できます。
さらに期間限定で「CLUBフジQ」会員限定のキャンペーンが時々実施されており、その場合にはもっと安い金額で購入できる場合もあります。
オンラインの前売券にはいくつかバリエーションがあり、現地でQRコードを表示させてフリーパスと交換、入場ゲートにて顔認証登録を行うことで利用する「発券機対応チケット」と、富士急公式アプリの利用者限定で、事前にアプリを通じで顔認証登録を済ませておくことで、当日専用ゲートから顔パスで入園できるようになる「オンライン顔登録チケット」があります。
また、逆に通常料金より少し高くなるかわりに、通常の開園時間より前から入園することが可能な「優先入園特典付オンライン顔登録フリーパス」(富士急公式アプリ専用)もオススメします。優先入園はかなりのメリットがあるので、時間的にお得なチケットとなります。ただし、時期により販売していない場合もあります。
【富士急行式アプリのインストールはこちらから】
バス会社や鉄道会社などより、富士急ハイランド当日のフリーパスチケットと、往復の交通費をセットにした割引チケットが多種発売しています。これを利用するとバラバラで購入するより数千円お得になるため、お住いの地域によっては使わない手はありません。
関東および、静岡県内、名古屋、京都、大阪から出発の高速バス(一部路線バス)往復乗車券と、フリーパスがセットになったチケットです。富士急ハイランド公式サイト、公式アプリでの購入のほか、運行を担当するバス会社の予約センター(WEBや電話)で予約できます。
【一例】(2022年春価格)
・バスタ新宿発 大人8,600円
通常往復4,000円+フリーパス6,200円:1,600円お得!
・東京駅八重洲南口発 大人8,700円(窓口購入の場合)
通常往復4,000円+フリーパス6,200円:1,500円お得!
・大阪市内発(夜行バス)ライト便大人 13,500円
通常往復12,100円+フリーパス6,200円:4,800円お得!
・御殿場駅発(路線バス・予約不要) 大人6,400円
通常往復3,020円+フリーパス6,200円:2,820円お得!
その他の発着地からの「得Qパック」については下記よりご確認ください(高速バスタイプについては、路線高速バスタイプと、直行バスツアータイプがあり、予約のルールが違いますので詳しくは下記より詳細を確認ください)。
※バス路線によっては1日1往復しか無い場合もあるので満席になってしまう場合も多く、行く日を決めたら早めに予約することが重要です。
富士急行線沿線駅を発着地とする、往復きっぷとフリーパスのセット券があります。こちらも鉄道運賃とフリーパスを別々に手配するより割安です。
・富士急行線発売『富士急ハイランドセット券』
富士急行線内の有人駅および、車掌より現金での購入です。
【一例】
大月駅〜赤坂駅発 大人6,700円
NEXCO中日本では、高速道路の通行料金と観光施設などの利用料金がセットになった「速旅」を提供しています。富士急ハイランドもその対象施設となっており、事前に申し込みを行うことで、高速道路の通行料金が約40%割引になります。
ただし、利用できる期間が限られているため、行きたい時期が対象になっているか、事前に確認が必要です。
自分の選んだ自治体に寄附を行うと、控除上限額内の2,000円を越える部分について税金が控除される「ふるさと納税」。一般家庭であれば年間6〜7万円分ぐらいまでの納税が、後日控除されます。
富士急ハイランドの所在する、富士吉田市、富士河口湖町では、ふるさと納税の返礼品として、富士急ハイランドのフリーパスチケットがあります。
これを活用すれば、実質2000円で家族全員分のフリーパスを入手することができます。
●山梨県富士吉田市 富士急ハイランドフリーパス ペアチケット
●山梨県富士河口湖町 富士急ハイランドフリーパス ペアチケット
※上記のいずれもペアチケットの寄付金額として32,000円が必要です。年間の寄付総額を後日申請することで、翌年の税金がその分減額される形式です。
(例:控除上限額7万円の家庭であれば、2セット分の64,000円を寄付支払いし申請すると、翌年の税金が62,000円分控除されますので、パスポートチケットを2,000円で4枚入手できるという計算になります)
※ご自身のご家庭の控除上限金額については下記サイトなどでお調べください。
富士急ハイランドのフリーパス引換券は、ネットオークションや街のチケットショップなどで頻繁に販売されています。これらのチケットは本来「有償での譲渡・転売禁止」ではあるのですが、公式に認められている無償の譲渡とパーク側での判別ができないため、そのまま利用できる状態です(ディズニーランドのチケットなどのような厳格な転売対策が行われていません)。
チケットショップでの価格は、時期や購入場所によりかなり違いがあります。有効期限が近いチケット(5月、11月)はかなり安くなっていることがあります。
また、「フリーパス引換券」以外に、「富士急行 電車バス観光施設 共通優待券」も多く販売されています。こちらの優待券は5枚で富士急ハイランドフリーパスと引き換えが可能です。フリーパス引換券よりも優待券のほうが流通量が多いため、安く手に入れることができやすいです。
細かく店頭やネットの実売価格をチェックして、お得なタイミングで入手しましょう。
先に紹介した「富士急行 電車バス 観光施設 共通優待券」「フリーパス引換券」は、本来富士急行株式会社の株主優待として株主に贈呈されているものです。
貰える優待は所有株式数によって異なり、原則として年に回贈呈されます。
100〜499株:共通優待券 5枚
500〜1499株:共通優待券 10枚、フリーパス引換券 1枚
1500〜2499株:共通優待券 10枚、フリーパス引換券 2枚
それ以上:株数に応じて
優待の贈呈は、3月末、9月末時点(基準日)での株主名簿に記載されているかが基準となるので、常に株式を保有し続ける必要はなく基準日にのみ保有していれば対象となります。
ただし基準日に株主名簿に載るためには、その2営業日前に購入が必要となります(権利確定日)。
現在の富士急行の株式は1株5,000円前後(2021年7月時点)ですので、約50万円で100株購入できます。権利確定日に100株購入し、その翌日以降(権利落ち日)に100株売れば、共通優待券5枚(フリーパス1枚と交換可能)を手に入れることができます。
また、仮に権利確定日に50万円で購入した株式が、その後値上がりして55万円になれば、5万円の収入も得られることになります。
(逆に、購入額より値下がりしたタイミングで売ればその分損するというリスクもありますのでご注意を)。
また、株主優待は上記以外にも富士急グループの各施設割引券があったり、新アトラクション完成時に「株主先行招待」が実施されることもあるなど、さまざまなメリットがあります。
事前に大きな資金が必要なのと、損する可能性もあるというリスクを承知した上で、チャレンジする価値がある裏技ですね。
株式の購入については、手数料の安いネットの証券会社を利用されることをおすすめします
お得にフリーパスを入手して、富士急ハイランドを思いっきり楽しみましょう。